皇后杯「第42回全日本女子サッカー選手権大会」の準決勝2試合が24日、京都府のサンガスタジアムby KYOCERAで開催されました。

新型コロナウイルスによるパンデミックで、自由が奪われ続けた今年。
その影響から本格的にスタートしたオンライントレーニングで、サポートし続けた選手たちの1年間の集大成でした。
更には、今シーズン限りで長い現役生活にピリオドを打ったり、クラブを離れる選手もいるということで、現チームでは最後の大会ということで、各選手・クラブ関係者の思い入れを強く感じた2試合でした。

プレーについて感じたことは沢山あるし、試合後も選手たちに個別で伝えたけど、やはり一番強く感じたのは「女子サッカー」という競技の立ち位置。
男子の天皇杯と並び、日本で最も権威のある大会のひとつということもあり、準決勝からはテレビでも生中継され、多くのサッカーファンが試合の行方を見守ったことでしょう。
しかし、コロナ禍、年の瀬の平日の夕方開催、進出チームのホームタウンがいずれも遠方にある・・・ということもあり、スタジアムは2試合で700人ちょっと少ないかな。
ゴール裏に陣取る熱狂的なサポーターの姿も見れましたが、これが天皇杯だったら比較できないくらいの集客がされていたのでは?とも思います。
今シーズン入場者数制限が課されるなど変則的でしたが、男子のリーグ戦でも入場チケットが完売になることも多々あるので、大会の規模的にはもう少し入ってもいいと思いました。
来年はWEリーグもスタートするので、いい意味で環境改善に期待したいものです。
寒い中、熱い戦いと素晴らしいパフォーマンスを発揮した選手のみなさん、本当にお疲れ様でした。
決勝に進出した日テレ・東京ヴェルディベレーザと浦和レッズレディースの選手のみなさん、決勝戦も楽しんでくださいね。