ケガの原因 〜筋バランスを整える〜

Jリーグで僕自身が熱心に見ているクラブ「川崎フロンターレ」。


今年クラブ創設20周年を迎え、初タイトルを狙うクラブの終幕は、あっという間でした。


年間勝点2位になりながらも、勝負どころで勝ちきれない。


これは今に始まったことではないのですが、今シーズンは特に勝負弱さが印象深く、応援している立場としては喜ばしいことではないのですが、負けるべくして負けた…というのが正直な印象です。


中でも特に気になったのが、大一番にベストな布陣が組めないというケガの多さ。


もちろん、僕自身もよく知るフィジカルコーチやコンディショニングコーチなど一流のスタッフの方々がいらっしゃいますが、ここ数年のケガの多さは気になるところ。


技術があっても、いい陣容が揃っていても、ケガでベストな布陣が組めないなら威力半減。


特に、筋肉系のトラブル(肉離れなど)が多く、そこが気がかりで、例年になくトレーナー目線で試合を見るシーズンとなりましたので、シーズン終了後の今、ケガについて書いてみたいと思います。



例えばサッカーについて。


通常、プロクラブは、シーズン終了後は約1ヵ月のオフに入ります。


その間はチームの練習は無し。


選手は地元に帰省したり、家族と過ごす時間を楽しんだりと、過ごし方は様々。


中には年末年始に海外や温暖な地域に行き、自主トレーニング合宿を実施する選手たちもいます。


来年2月に50歳を迎える、KINGカズこと三浦知良選手のグアムキャンプは有名です。

引用:FOOT×BRAIN


シーズン開幕に向けて、しっかりと身体を作り込み、ケガのないように余念のない姿勢は、さすがKINGたる所以。


そうやって、身体を作り、新シーズンのチーム始動に向けて準備をします。


チームが始動してからは、新体制での連携や戦術を深めるためのキャンプイン。


ここでは、前半は主に身体づくり、中盤〜終盤にかけては技術や戦術の練習を毎日こなし、春先の開幕に向けてチームを作っていきます。


僕自身も、開幕前のキャンプや自主トレーニング合宿には何度か携わる機会があるので、開幕に向けての選手の状態を見てきました。


まさに、新シーズンへの意気込みの表れやポジション争いが激化する中で、トレーニングにも全力を出す選手が多い中、増えるのがケガ。


開幕前に大ケガに見舞われ、シーズンを棒に振ったという選手はどのスポーツでもよく聞きます。


それくらい、選手たちは真剣なのです。


ただ、個人的な印象としては、未然に防げるケガも多いということも事実です。


トレーナーの役割として、一般的にはケガからの復帰(アスレチックリハビリテーションなど)が注目されますが、もうひとつ腕の見せ所なのが、いかにケガをさせない為のトレーニングを行うことができるか…


つまり、いかにしてケガを未然に防げるか…ということです。


ケガには筋肉、関節、靭帯、骨といった身体を動かすための器官(運動器)の負傷が多く、原因は様々ですが、ここ最近見ていて特に多いのが肉離れなど筋肉系のトラブルなのです。


人間の身体は、沢山の筋肉で成り立っていますが、そのひとつひとつが、柔軟性のバランスや筋力のバランスなど絶妙なバランスを保ちながら存在しています。


人間が身体を動かせるのは、その筋肉の伸び縮みによるもので、その収縮で骨格を動かします。


ある動作の際にメインで動く筋肉(主働筋)と、その裏で逆の方向に動く筋肉(拮抗筋)があり、この2つの筋群の働きのバランスが整っていて初めて、正常に動けます。


もしバランスが崩れると、骨格を歪めたり姿勢を崩したり、パフォーマンスの低下に繋がるので、アスリートは特にこのバランスが大事なのです。



では、バランスを崩す要因を考えてみると、


一般的によく見られるのが、どちらか一方の筋肉が衰えてしまう場合。


または一方が硬く縮まることで、もう一方が伸ばされ弱くなってしまう場合です。


これを例えるなら腹筋と背筋群の関係で、腹筋が弱くなると腰に過剰なストレスがかかり腰痛などを引き起こしますよね。


これは、普段から身体をしっかり動かす習慣をつけ、筋力を弱めないように心がけることで未然に防げます。


で、今回特に気になったフロンターレのケガの中でも最も多かった筋肉系のトラブル。


特にアスリートに多いその筋肉のアンバランスの原因としては、


一方は普通だが、もう一方を鍛えすぎることで過剰に発達し、その結果バランスを崩してしまうというもの。


例えば、サッカー選手でいうと、普段の練習からボールを蹴り、重ねて腿の前の筋肉(大腿四頭筋)のトレーニングをしっかり行うことで、鍛える機会が多いが、拮抗筋であるハムストリングス(腿裏の筋肉)を鍛える機会が少ないという場合です。


大腿四頭筋がハムストリングスに比べて過剰に発達し、筋バランスを崩してしまうと、ダッシュやジャンプをした際に肉離れなどを起こしてしまうケースが多々あります。


実際にトレーニングを指導している選手たちも、筋バランスが決して良いとは言えません。


そういう意識で、バランスの取れた身体、均整の取れた身体を作るために、しっかりとプログラミングされたトレーニングをいかに提供できるか…これこそが僕らトレーナーの腕の見せどころでもあります。


11月末、そろそろオフシーズンに入るので、トレーニングも来シーズン開幕に向けての内容に切り替えていきます。


ウチに来ている選手たちも、来月はトレーニング合宿を予定しているので、しっかりと身体を作り込んでもらいたいと思います。


Ryo@Sulista



パーソナルトレーニングフィールド スリスタ|鹿児島市で本格的なパーソナルトレーニング

パーソナルトレーニングフィールド スリスタ 鹿児島市の本格的なパーソナルトレーニングジム 完全予約制であなたの理想を徹底サポートします。

0コメント

  • 1000 / 1000